ビタミンKの基本情報

名称 ビタミンK
化学名 フィロキノン(ビタミンK1)、ナメキノン(ビタミンK2)
化学構造 ビタミンKにはK1からK5の5種類がある。下記はビタミンK1。
活性型 ビタミンKヒドロキノン
生理作用 ・血液凝固因子(けつえきぎょうこいんし)を合成する
・骨にカルシウムが沈着するのを促進する
・動脈の石灰化を防ぐ
多く含まれる食品 モロヘイヤ、ブロッコリー、キャベツ、納豆、チーズ、鶏肉
欠乏症状 脳出血、頭蓋内(とうがいない)出血、血液が固まる時間が長くなるなど

ビタミンKに関するポイント

ビタミンKの摂取目安量は、成人男性で65µg(マイクログラム)、成人女性では55µgとされています。

天然のビタミンKは、2種類あります。
・緑黄色野菜に多く含まれる「直物由来」のビタミンK1(フィロキノン)
・納豆やチーズなどに多く含まれる「微生物由来」のビタミンK2(メナキノン)
 メナキノンは、腸内細菌によっても合成されます。

抗生物質を長期間使用していたり、胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)や肝臓不全になっていたりすると、ビタミンKは不足しやすくなるといわれています。

また、新生児がビタミンKの欠乏状態になると、「新生児メレナ」という病気になることがあります。この病気は、消化管からの出血が見られる病気です。消化官から出血すると、吐血、下血、血便などの症状が現れます。

ビタミンKは脂溶性のビタミンです。そのため、油と共に摂取すると、効率よく吸収することができます。また、ビタミンKを運んでくれる「キロミクロン(カイロミクロン)」を作るタンパク質を併せて摂ることで、より効率よく摂取することができます。ビタミンKは、キロミクロンによってリンパ管を経て血中に輸送されます。

ビタミンKを摂取するときは、油とタンパク質を共に摂ることを心がけることが大切なポイントです。

ビタミンKの歴史

ビタミンKは1929年に、カール・ピーター・ヘンリク・ダムが行っていたニワトリの実験から、偶然発見されました。
血液凝固の意味を持つドイツ語「Koagulation」の頭文字から、ビタミンKと名付けられました。

ビタミンKのサプリメント(参考)