ビタミンDの基本情報

名称 ビタミンD
化学名 ビタミンD(カルシフェロール)、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、ビタミンD3(コレカルシフェロール)、プロビタミンD2(エルゴステロール)、プロビタミンD3(デヒドロコレステロール)
※プロビタミンはビタミンDの前駆体(ぜんくたい)
化学構造 ビタミンD2
活性型 1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール(カルシトリオール)
生理作用 ・カルシウムのバランスを調整して成長を促進する・強い骨や歯を作る
・カルシウムとリンの吸収を促進し、血中濃度を安定的に保ち、骨や歯への沈着を促す
・遺伝子の働きを調節し、免疫力の向上や糖尿病の予防、発ガンの抑制に関与する
多く含まれる食品 サケ、ウナギのかば焼き、サバの水煮缶、きくらげ、卵、しいたけ、バターなど
欠乏症状 くる病(骨軟化症)、骨粗しょう症

ビタミンDに関するポイント

ビタミンDの目安摂取量は、成人で男女共におよそ5.5µgです。また、摂取上限量は成人で男女共に100µgです。

ビタミンDは、カルシウムの働きに大きく関わっているため、「カルシフェロール」とう名称が付けられました。

体内に十分な量のビタミンDがあることで、免疫力が高まることが分かっています。ビタミンDの摂取によって、花粉症やインフルエンザなどの感染症が軽減される効果が期待できます。

ビタミンDを補給する方法としては、食べ物から摂取する方法と、日光に含まれる紫外線から皮膚でつくる方法の二通りの方法があります。

ビタミンDの摂取が過剰になった場合は、高カルシウム血症、軟組織の石灰化(せっかいか)、腎障害といった症状が表れます。通常の食生活を送っていれば、ビタミンDを摂りすぎる心配はありません。しかし、サプリメントや薬などの服用によって、過剰摂取にならないように注意が必要です。

一方で、ビタミンDが不足してしまう原因として、太陽に当たらない生活や日焼け止めなどを用いた過度な紫外線対策、活性化ビタミンDへ変換する能力の低下がなどがあげられます。

ビタミンDを適切に摂取するためには、バランスの取れた食生活を送り、適度な日光を浴びることが大切なポイントです。

ビタミンDの歴史

ビタミンDは1922年、エルマー・マッカラムにより発見されました。アメリカ人科学者であった彼は、タラの肝臓の油に「くる病」を治すのに有効な効果があることを見出しました。

アルファベット順に名称を付ける法則にのっとって、その成分を「脂溶性因子D」と名付けました。それがのちに、ビタミンDと呼ばれるようになりました。

ビタミンDのサプリメント(参考)