パントテン酸の基本情報

名称 ビタミンB5
化学名 パントテン酸
化学構造 パントテン酸の構造には、β-アラニンが含まれている。
活性型 コエンザイムA(CoA)、CoASH ※CoASHとCoAは同じ
生理作用 ・タンパク質、脂質、糖質の代謝に働く
・自律神経の働きを維持する
・ストレスへの抵抗力をつけ、副腎皮質の機能を正常に保つ(副腎皮質ホルモンを作る)
・免疫抗体の生産を促進する
・皮膚や毛根に栄養を与える
多く含まれる食品 卵、牛乳、レバー、納豆、きな粉、落花生、サケ、イワシなど
欠乏症状 うつ病、成長停止、体重減少、皮膚炎、脱毛、頭痛、末梢神経障害(手足のマヒや焼けるような足の痛み)、副腎障害など

パントテン酸に関するポイント

パントテン酸は、糖質や脂質の重要な代謝反応に関わっています。大抵の食品に含まれているため、食事で不足することは通常ないと考えられています。

パントテン酸は、ADP(アデノシン二リン酸)と2-メルカプトエチルアミンと結合すると、コエンザイムA(CoA)を合成します。コエンザイムAは、アシルCoA、アセチルCoAなどの構成成分となり、糖質、脂質、アミノ酸代謝に関わります。

コエンザイムA(CoA)の末端にあるチオール基に、様々な化合物が結合することで様々な代謝活動に関与します。例えば、チオール基にアセチル基が結合するとアセチルCoAとなる。

CoAが補酵素(ほこうそ)として関与する酵素反応には様々なものがあります。代表的なものとして、ピルビン酸脱水素酵素、α-ケトグルタール酸脱水素酵素、脂肪酸酸化酵素、アシル・CoA合成酵素などです。

また、パントテン酸は、コラーゲンを合成する材料となるビタミンCを助け、健康で美しい髪や肌を作り出してくれます。

パントテン酸の歴史

パントテン酸は、酵母の成長因子として1933年に発見されました。パントテン酸の語源はギリシャ語で「どこにでもある酸」という意味です。

パントテン酸のサプリメント(参考)