タンパク質の基本情報

名称 タンパク質
化学構造 タンパク質の立体構造および高次構造

化学・生命科学系のための物理化学より

生理作用 タンパク質は、私たちの体を構成する主要な高分子物質であり、生命を支えている重要な物質です。
細胞の維持、筋肉の収縮、ホルモンや神経伝達物質の合成、消化酵素の合成、血液の輸送、免疫力の向上など体のありとあらゆる機能を支えています。
多く含まれる食品 動物性タンパク質(鶏肉・牛肉・マグロ・サーモン・牛乳・卵)
植物性タンパク質(大豆・小麦粉・白米)
欠乏症状 タンパク質が欠乏してしまうことで、筋肉量の減少・肌荒れや抜け毛などのトラブル・免疫力や集中力の低下など、体への悪影響が起こってしまいます。
タンパク質が欠乏することで、正常な活動を行うことができなくなります。
子供の場合は成長障害を起こしてしまう可能性が高くなります。

タンパク質に関するポイント

タンパク質はアミノ酸がα-アミノ基とカルボキシル基の脱水結合により形成された、多数のペプチド結合をもった高分子化合物です。

タンパク質の構造は一次構造から四次構造までまで4つの段階があります。

一次構造:約20種類のアミノ酸がペプチド結合し、1本の紐状のポリペプチド鎖を作ります。
二次構造:対称的な構造を形成し、らせん状やコイル状などの立体的な構造を作ります。
三次構造:二次構造を折りたたんで、球状に近い形をとります。
四次構造:三次構造を持つたんぱく質が、水素結合や静電結合により複数集合して、空間配置がある構造を形成します。

タンパク質は、私たちの体重の約1/5を占めており、全身を支えている重要な栄養成分です。

タンパク質は、約20種類のアミノ酸によって構成されています。
20種類のうち、9種類のアミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジン)は、体内で合成することができないため、必須アミノ酸と呼ばれています。

食事から、必須アミノ酸が含まれている食物を摂取する必要があります。

タンパク質の歴史

タンパク質は、19世紀中頃には水素、炭素、窒素、酵素からなる物質であることは判明していました。しかし、それ以上の詳しいことはよく分かっていませんでした。

しかし、20世紀の初めにドイツ人の科学者であるエミル・フィッシャーとアメリカ人の科学者であるライナス・ポーリングによって、タンパク質はアミノ酸が鎖状(くさりじょう)に繋がった、螺旋(らせん)の構造をしていることが明らかになりました。ライナス・ポーリングは、タンパク質の構造を解明するのに優れた業績を残しました。

現代ではタンパク質は「原子レベル」で解読できるようになり、様々な研究が進められています。

タンパク質のサプリメント(参考)