ビタミンB3の基本情報

名称 ビタミンB3
化学名 ナイアシン
化学構造 ナイアシン
活性型 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP)
生理作用 ・血液の循環を良くする・血中コレステロールを低下させる
・皮膚や舌、消化器系細胞組織や神経組織の正常な働きに関わる
・タンパク質を合成する
・補酵素として多くの酸素反応に関与する
・糖質や脂質からのエネルギー生産を促進する
・アルコールを分解する
・抗酸化作用や抗皮膚炎症作用がある
・血行を良くする
多く含まれる食品 カツオ、サバ、ブリ、イワシなどの魚類、レバー、鶏ささみ、マグロ、シラス干し、たらこ、豆類、卵、コーヒーなど
欠乏症状 ペラグラ:ナイアシン欠乏症(ニコチン酸欠乏症)手足や顔、首などの皮膚炎、口内炎、神経炎、下痢、精神症状

ビタミンB3に関するポイント

ナイアシンは、アミノ酸のトリプトファンから合成されます。トリプトファン60mgから1mgのナイアシンが作り出されます。

ナイアシンの1日あたりの目標摂取量は、成人男子で14~17mg、成人女性で12~13mgとされています。

推奨摂取量を超えて1日100mg以上のナイアシンを摂取をした場合、皮膚紅潮(ひふこうちょう:ナイアシンフラッシュ)やかゆみが出ることがあります。しかし、数時間で収まるので問題ないとされています。

ナイアシンは2,000mg以上摂取すると肝障害を引き起こす恐れがあります。

分子整合栄養医学やオーソモレキュラー医学では、統合失調症やうつ病などの精神疾患がある人に対して「高用量のナイアシンを用いた治療」が行われる場合があります。ナイアシンを摂取する場合、サプリメントの用量や服用タイミングjは主治医の指示に従いましょう。

医師によっては、精神疾患の治療にナイアシンを用いるにあたって、徐放性(じょほうせい:時間をかけて効き目が徐々に表れるもの)のナイアシンサプリメントを利用することがあります。

ビタミンB3の歴史

ナイアシンはニコチン酸ビタミンの略称です。ナイアシンという名称は、元になる「ニコチン酸ビタミン」と有害な物質である「ニコチン」とが混同しないようにつけられました。

カナダのエイブラハム・ホッファーは、高用量のナイアシンを用いることで統合失調症の改善を試み、一定の成果を上げることができました。

ビタミンB3のサプリメント(参考)