ナトリウムの基本情報

名称 ナトリウム
化学記号 Na
化学構造 塩化ナトリウムの結晶構造。塩の結晶はナトリウムと塩素が結びついてできている
生理作用 ・ナトリウムは細胞の外側に存在し、血中の「酸」と「アルカリ」のバランスを調節する(体液pH)
・細胞の浸透圧を維持する
・神経の刺激を伝達し、神経機能・筋の収縮に働く
・胃酸、腸の消化液の分泌を促して、栄養素の吸収促進に関わる
・血圧を上昇させる
多く含まれる食品 うめ干し、塩辛、しょう油、味噌、つくだ煮
欠乏症状 ナトリウムは主に食塩として摂取される。普通の食事をしていれば不足することはない。しかし、激しい運動後や下痢をしているときには、塩分が不足しがちになるので注意が必要。
ナトリウムが欠乏してしまうと、疲労感やけいれんが生じ、ひどい場合は昏睡状態に陥ってしまう可能性がある。

ナトリウムに関するポイント

ナトリウムはカリウムと密接に関係しています。細胞の内側にカリウム、外側にナトリウムが存在しており、これらが内や外に行きかうことによって電流が発生、シグナル伝達が起きます。

この作用は筋肉の収縮に関わるため、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れてしまうと痙攣(けいれん)が起きてしまいます。

よって、ナトリウムとカリウムのバランスが大切を維持することが重要になります。ナトリウムとカリウムの割合は、およそ1:1もしくは1:2が好ましいとされています。

また、ナトリウムの過剰摂取には気を付けなければなりません。過剰摂取した場合、高血圧や胃がん、腎臓病や動脈硬化になってしまう可能性があります。

目標摂取量といわれている摂取量を守るようにしましょう。目標摂取量は成人男性ですと10g未満、成人女性ですと8g未満、高血圧の方ですと7g以下といわれています。

カリウムには余分なナトリウムを排泄する効果もあるので、ナトリウムの過剰摂取対策という点からも、カリウムとナトリウムの関係性が大切であると言えます。

ナトリウムの歴史

ナトリウムは1807年にハンフリー・デービーが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)の電気分解をしたことにより発見されました。ナトリウムという名称はドイツ語の「ソーダ石(Natron)」が由来であるとされています。

ナトリウムのサプリメント(参考)