イソロイシンの基本情報

名称 イソロイシン
略号 Ile
化学構造 イソロイシン:アミノ酸の一種で2-アミノ-3-メチルペンタン酸(2-アミノ-3-メチル吉草酸)のこと
生理作用 ・身体の疲労回復と脳の疲労軽減に効果を発揮する
・甲状腺ホルモンの分泌を促し成長を促進する。
・神経機能を正常に保ち判断力や反射速度を上げるのに大きく役立つ。
・血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防する。
・肝機能を高める、髪や肌の健康を保つ。
多く含まれる食品 とり肉、プロセスチーズ、サケ、牛乳など
欠乏症状 皮膚炎症 筋肉減少など

イソロイシン関するポイント

イソロイシンは必須アミノ酸の一つで、身体の成長を促進したり、神経の働きを良くしたりする作用があります。血管の拡張、肝臓の機能強化、筋肉の強化などを目的として用いられることが多いです。

イソロイシンは、1日に体重1kgあたり20mgの摂取が必要とされています。成人だと、最低で1日に0.5~0.7gが必要です。

イソロイシン、バリン、ロイシンの3つの必須アミノ酸を合わせてBCAA(分岐鎖アミノ酸:ぶんきさあみのさん)といいます。

BCAAは、側鎖(そくさ)というアミノ酸の分子構造がほぼ同じ形をしています。

BCAAは、筋肉の主要な成分で、他のアミノ酸と異なり、筋肉内で分解・代謝される特徴を持っています。

したがって、BCAAを摂取することで骨格筋のタンパク質合成を促進したり、タンパク質の分解を抑制することができます。激しいトレーニングによって起こる「筋肉の損傷」を抑える効果も期待できます。また、BCAAは、手術後の輸液などに使用される場合があります。

難病指定されている「メープルシロップ尿症(MSUD)」の人に対して、BCAAサプリメントは禁忌(きんき)とされています。

メープルシロップ尿症の人は、BCAA由来の分枝鎖ケト酸を分解する「酵素」の活性が弱いために、BCAAや分枝鎖ケト酸の血中濃度が高くなります。詳細は、主治医に確認しましょう。

イソロイシンの歴史

1904年にサトウダイコンの糖蜜から発見されました。

1931年にドイツ人科学者である、エミール・アブデルハルデンらが合成に成功したと伝えられています。

イソロイシンのサプリメント:BCAA(参考)