銅の基本情報

名称
化学記号 Cu
化学構造 酢酸銅(さくさんどう)
生理作用 ・鉄の利用効率を高めてヘモグロビンの合成を助け、貧血を予防する
・コラーゲンやエラスチンの生成に働いて骨や血管を強化する
・腸管からの鉄の吸収を促進させる
・活性酸素の消去、過酸化脂質の生成の抑制と分解を行う
・皮膚や毛髪のメラニン色素を作るチロシナーゼの酵素として働く
多く含まれる食品 きな粉、牛や豚のレバー、イイダコ、シャコ、ホタルイカ、カキ、ココア、チョコレートなど
欠乏症状 鉄代謝障害による貧血、血管障害、リウマチ、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
※日常の食生活において欠乏症はほとんど見られない

銅に関するポイント

人体には銅が約80mg含まれています。動の血液中の正常値は100〜200μg/dlです。銅の一日あたりの必要量は、15〜69歳の男性で1日1.8mg,女性で1.6mgです。上限は9mgです。 銅は筋肉や骨、肝臓に多く存在します。

銅は、セルロプラスミンの成分になります。

また、活性酸素の増加を防止するSOD酵素(スーパーオキシドジスムターゼ)の成分にもなります。

銅はヘモグロビン生成のために鉄を運びます。ヘモグロビンとは、赤血球を構成する「鉄を含む色素(ヘム)」と「タンパク質(グロビン)」の複合タンパク質のことです。

鉄が十分あるのに貧血になるのは、銅が少なく赤血球を作る際に支障をきたすためです。

銅は主に小腸や十二指腸から吸収され、門脈(もんみゃく)を通って肝臓に運ばれます。銅は摂取量が少ないと吸収率が高く、摂取量が多くなると吸収率は低下するといわれています。また、サプリメントから銅を大量摂取した場合、肝障害のリスクが生じます。

銅は亜鉛(あえん)のブラザーイオン(ブラザーミネラル)であるため、銅が過剰になると亜鉛の濃度は低下します。分子整合栄養医学やオーソモレキュラー医学による治療では、体内の銅が過剰になってミネラルバランスが崩れている場合、亜鉛を積極的に摂取することで過剰な銅を減らすことがあります。

因みに、銅の中毒は「銅製の食器や調理器具で酸性の食品を扱うこと」によって起こります。注意してください。

銅のサプリメント(参考)