「うつ」は食べ物が原因だった
溝口 徹

 

 

 

 

 

 

 

 

栄養療法を世に広めることになった溝口医師の代表作の1つで、うつ病に対する、栄養療法(オーソモレキュラー)の有効性を示した本です。

精神疾患における従来の投薬治療を根本から見直し、脳が正常にはたらく仕組みを、分子レベルで生化学的に捉えた治療法を紹介しています。

ヒトの感情に影響を及ぼす神経伝達物質

興奮系:ドーパミン、グルタミン酸、アセチルコリン、ノルアドレナリン
抑制系:GABA(γアミノ酪酸)
調整系:セロトニン

これらのバランスを取ることによってヒトは感情をコントロールしていますが、脳内の均衡が崩れると、イライラや不安、恐怖、悲しみで心が沈んだりします。
本書では、こうした神経伝達物質の合成メカニズムやその過程で必要とされる原料(タンパク質やビタミン)の重要性も説いています。

今では比較的一般にも知られるようになりましたが、糖質(ブドウ糖)の過剰摂取がうつ病症状を引き起こす原因である事や低血糖症と糖尿病が表裏一体である事を指摘しています。

精神疾患や気持ちの病気を栄養療法で克服したい患者にとっての必読書です。