11月20日に開催される福岡アカデミーの参加者の方に、
福岡先生が携わった「キノリン酸」に関する文献をお送りしました。
各自メールボックスをご確認下さい。

キノリン酸の文献はいずれも日本人研究者のグループによって調査されたものです。

3本のうち、トリプトファンからナイアシンを代謝できないノックアウトマウスの実験を行った「Organ Correlation with Tryptophan Metabolism Obtained by Analyses of TDO-KO and QPRT-KO Mice」のポイントをまとめました。

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TDOとQPRTノックアウトマウス トリプトファン代謝

■実験の背景
内的なNAD(ナイアシン) 代謝を完全に遮断した動物を使い、
食事由来の NADの必要量を把握することを試みた。
本研究はペラグラの治療に関わるNADの代謝について調査する意味も含まれていた。

■実験でやったこと
臓器に特異的な相関性を持つトリプトファン代謝について、
2つのノックアウトマウスを用いた実験を行った。

■ノックアウトした酵素
TDO:トリプトファン-2,3-ジオキシゲナーゼ(酸素添加酵素)
QPRT:キノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ(転移酵素)

■主要な中間代謝物と酵素
・3-HA : 3-Hydroxyanthranilic Acid: 3-ヒドロキシアントラニル酸
・3-HADO : 3,4-dioxygenase: 3,4-ジオキシゲナーゼ (酸化還元酵素)
・IDO: indoleamine 2,3-dioxygenase:インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(酸化還元酵素)

TDOノックアウトマウスの代謝経路

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QPRTノックアウトマウスの代謝経路

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■キノリン酸に関する臨床へのポイント
近年、ナイアシン関連化合物としてニコチン酸アミドモノヌクレオチドが、長寿成分として注目されている。慶応大学・ワシントン大学で臨床試験中。

ニコチン酸アミドも、皮膚や粘膜の保護作用、育毛・養毛効果が期待される成分として注目されている。

ニコチン酸(アミド)は、タバコの有害成分ニコチンとは全く別物であることは周知のとおり。(骨格のピリジン環だけ共通)

20日のアカデミーではキノリン酸に関する講義を福岡ハカセに行って頂きます。

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