分子整合栄養医学やオーソモレキュラーを実践している女性患者さんの中で、「鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)」と診断されたことがある人は多いようです。

貧血と診断された人は、血液検査で、ヘモグロビンや血清鉄、フェリチンなどが低値になっています。

鉄分が不足してしまう原因として、摂取する量が少ないか、排出される量が多いかのいずれかが起きている可能性があります。そして、体内から多量の鉄が排出されてしまう理由として、「月経時の出血」が考えられるかもしれません。

月経が順調にあっとしても、出血量が多いとか、少ないとか、人並みだというのは、判断するのは難しいです。自分の出血量が、他の女性に比べて多いのか、少ないのか、あまり話題になりませんし、普段気にかけないことが多いからです。

「会話に出すのもはばかられる」ようなセンシティブなテーマですし、「まあ、自分の体調とは、こんなものか」と思って、毎月それなりに過ごしている人が大半ではないでしょうか。

小池雅美先生の「おうちで学ぶからだけあ」

小池先生が運営されているブログをご覧になったことはありますか?

2016年の記事で「感覚入力:布ナプ編」という記事を書いていらっしゃいましたので、ここで紹介したいと思います。

月経血って、まともなナプキンが無かったころ、どうしてたかご存じですか??
ナプキンなどがなくても着物はほとんど汚れなかったそうです。トイレに行ったときにボトボトって出しておしまい。

これって、入口がきゅっと締まってたら十分可能。過多月経の場合は、昔は大変だったと思います。

もちろん、筋腫とか、内膜症等がある人はそちらの治療を最優先してくださいね。
夜用スーパー(巨大なナプキン)があっという間にダメに成ってしまう人には、 なかなか信じがたいかもしれないことかもしれませんが、布ナプキンに変えた途端に、その日のうちに経血コントロールができてしまう人が結構いるんです。

布ナプキンというのは、最先端のうすうす使いすてナプキンに比べるとはるかにかさばります。
いろんなメーカーのものがありますし、手作りのでも基本は同じなんですが、布一枚ものや薄いものより、多分、分厚いもののほうが成功率がものすごく高い傾向があります。

….使い捨てのケミカルナプキンは化学物質の経皮吸収があるという説があります。。。

確実に通気性っていうか、お肌への刺激はけた違いで、たしかにかぶれやすい人はおうちにいる間とか量が少ない時に布ナプは選択肢に入れてもいいかもしれないと思っています。

おうちで学ぶからだけあより引用

布ナプキンを使ったことはありますか?

このブログを読んでいる人の中で「布ナプキン」を使ったことがある人はいますか?

私は、今まで一度も使ったことがありません。なぜなら、一般的な薬局で売られているナプキンを使っても、何も問題がないからです。(少なくとも、今の時点で、不調などは感じていません。)

その一方で、市販の生理用ナプキンは化学物質によって作られているため、小池先生が指摘されていたように体を冷やしてしまったり、体に様々な悪影響を及ぼすリスクがあると指摘している人たちがいるようです。

私もあんまり「布ナプキン」のことは知らなかったのですが、この記事を書くために、ちょっとアマゾンを検索してみましたら、カワイイのが沢山売られているのですね。

布ナプキンのラインナップ

布ナプキンは、快適に使えるようになるまで練習する必要があるみたいです。
でも、ひとたび慣れてしまえば、外出先や旅行先でも楽々に使いこなせるようですね。

ただし、漂白剤を使って洗浄したり、布を清潔に保つなど、市販のケミカル・ナプキンに比べて、手間はかかりますね。

いずれにしても、メリット・デメリットはありますから、個人の選択肢となりますね。

因みに、スクーンカップ(月経カップ)というシリコン製の生理用品も売られています。こちらは、タンポンのように、膣に直接挿入して使うものです。

 

オーガニックコットンのナプキン

布ナプキンや月経カップ以外に、「オーガニックコットン」のナプキンを使っている人が数多くいます。

ケミカル・ナプキンが、体に合わなかったり、体調不良を引き起こしてしまったりするため、できるだけ体に優しい素材のものを選んでいる人が多いという事実を知りました。

色々ネットをみていくと、ケミカルナプキンによる悪影響として、下記が挙げられます。

  • 体が冷える
  • デリケートゾーンがかぶれる
  • 毒素が経皮吸収されてしまう
  • ケミカルのものだと生理痛がひどくなる
  • 出血量が多くて、1日に何度もナプキンを取り替える必要がある

こうした悩みを抱える女性が、オーガニックコットンのナプキンを買っているようです。

レビューを見ますと、「体の冷えが軽減したとか、かぶれ・ただれがなくなった」、「生理痛がなくなった」というコメントが多く書き込まれています。

Natracare社のナプキンを買ってみた

iHerbで有機綿のナプキンが販売されていましたので、初めて購入してみました。

生理用ナプキンといえば、日本のものがあまりにも性能が良すぎて、隙がないので、海外製のものをわざわざ取り寄せるという発想はありませんでした。

アメリカや中国で生理用品を購入したことがありますが、兎に角、サイズが大きくて、素材がバッサバッサしていて、使いにくかったという印象が強いです。

Natracare, ウルトラパッド, 有機綿カバー, スーパー, 12パッド

割とコンパクトな状態で届きました。日本製のようにビニールではなく、「箱」に入っています。

レビューにもあったように「日本製のナプキン」とは、見た目も作りも異なっています。
フワフワ~というよりも、薄くプレスされているナプキンです。

とても薄いので大丈夫かなと不安になりますが、吸収性は高いようですね。

まだ、使っていませんが、使い心地など、日本製のものと比較してみたいと思います。

Natracareからは、「羽つき」「羽なし」「多い日用」「少ない日用」「悪露用」など、様々なライナップが出されています。

オーガニック・コットンを使ってみたい方は、チェックしてみて下さいね♪

男性のドクターも是非知って欲しい生理のこと

分子整合栄養医学やオーソモレキュラー医学を実践している男性のドクターで、女性の貧血を診断される先生は多いと思います。

問診で、出血量が多い理由を、それとなく尋ねるシーンもあるのではないでしょうか。

そうした際、「男性のドクターが女性の月経について聞きにくい」と感じるのと同時に、「女性の患者が自分の月経について話しにくい」と思っています。

産婦人科の男性医は別としても、通常の内科の先生に「生理」のことを話したとしても、「理解してくれるんだろうか」というのが、女性の率直な胸の内です。

先ほど、ナプキンの種類で「羽つき」「羽なし」と書きましたが、「これは一体何の違いなのか」を分からない男性は、結構な割合でいるかもしれません。

その一方で「女性の生理のことはよくわからないから、色々と生理中の不調について教えて欲しい」と男性医師から言われると、女性患者としては、「真摯に対応してくれている」「私の体や病気のことを理解しようとしてくれている」と感じます。

全てが治療に直結することですし、女性患者の何気ない一言や生理中のちょっとしたエピソードが、病気の根本的原因の追究に繋がったり、効率的な治療を進めるのに大いに役立つと考えられます。

女性スタッフやカウンセラーによるさり気ない気配り

もし、診察や検査のシーンで、男性の先生から女性の患者さんにこうした話題を聞きにくい場合は、女性スタッフさんに協力して貰って下さい。

最初の問診のときや、サプリメントの飲み方を説明するときに、女性同士でお話することができる時間があります。

「貧血の女性で過多月経」だったり、「月経期間中は、立ち上がれないほど生理痛がひどい」という女性いたら、それとなく「布ナプキン」や「オーガニック・コットンのナプキン」の存在を教えてあげることができます。

こうしたアイテムは、通販サイトでも手軽に買うことができます。患者さん自身に判断して頂き、適当なものを買って貰うのがいいでしょう。

もちろん、女性スタッフの中で、同じような悩みを抱えている方がいれば、まずは自分が試してみて、月経期間中の体調にどのような変化が生じたかを検証することができます。

効果があれば、自分の体験をそっと患者さんに教えてあげることができますね。

分子整合栄養医学の観点からの「貧血」の診断について

「鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)」や「巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)」については、下記の記事をご覧下さい。

分子整合栄養医学やオーソモレキュラー医学による、貧血の診断目安や改善方法などについて、解説しています。

分子整合栄養医学の観点からの「貧血」の診断について 監修:桑島 靖子