今日は私の家族に関する「遺伝」の話をしようと思います。

皆さんさんのご家庭は、
代々○○○系の病気を患っている…ということはありますか?

「うちは、糖尿の家系だから~」とか

「母方の親戚は全員ガンで亡くなってねえ~」とか

「家族性高脂血症で、コレステロールに気を付けないとダメなんだ」とか…


私の家系は特定の病気になりやすいというのはありませんが、
脳機能や認知機能に何らかの問題を抱えた家系だと思います。

私は東北地方の出身で、よくある田舎の家庭で育ちました。
いわゆる「本家」という立場の家です。

大学に進学するために実家を離れるまでは
曾祖母が健在でしたので、大きくなるまで「四世代」で暮らしていました。

地方では、こういう家族構成は今でも珍しくないと思います。


因みに、私の曾祖母は100歳まで生きて、
市から表彰されて100万円を貰うことを目標にしていました。

残念ながらあと5年ほど及ばず、
私が社会人2年目の時に安らかに息を引き取りました。


4世代家族というのは、実に様々な影響を子供にもたらします。

良い面も悪い面もあります。

共働きであった私の両親からしてみれば、
必ず自宅には子供の面倒をみてくれる曾祖母か祖母がいますから
安心して働くことができます。

子供たちが学校から帰ってきても
迎え入れてくれる大人が必ずいました。

ですので、私は大学に進学するまで
一人で留守番したり、出かける時に家に鍵をかける、という経験をほとんどしていません。

かといって、核家族で両親が共働きだというクラスの友達が、
・鍵を自分であけて家に帰宅したり
・一人でアパートでおやつを食べていたり
・お母さんが帰ってくるまでずっとテレビを見てるんだ
と言っても、特段可哀想だと思わなかったし、羨ましいとも思いませんでした。


自分が生まれ育った環境や周囲にいる大人
そして自分の生活習慣が他者とは「違う」ことは
小さい子供であっても、何となく感覚的に理解しているものです。


しかし、その「違い」が何らかの「感情」を伴って
受け止められるのか、そうでないのかという葛藤が生まれるのは
小学校に入学してから暫く経った頃でした。

私の祖母は社会不適合者です。


恐らく、医学的な見方で言えば、軽度~中度のアスペルガーやADHD、自閉症と診断されるような特性を持っています。

他者との意思疎通が苦手で、筋道だてて会話をしたり、説明することができません。

一点を見つめて独り言をブツブツ唱えたり
一日中、誰かの悪口を言い続けて、空想の世界に浸っています。

相手の目をみて会話することも少なく、
家事、育児はどれも中途半端で、物を元の場所に片づけることができません。

彼女の部屋はいつも洋服やら布団やら洗濯物で散らかっていました。

何をするのも不器用であり、
私は祖母の作った手料理を美味しいと思ったことはただの一度もありません。

すべて出しっぱなし、やりっぱなしで、
扱いも雑なので、扉やドアも乱暴に開け閉めしていました。

他の人に会っても、目を合わせて挨拶やお礼を言うことができず、
電話で要件を聞いたり、それを家族に正確に伝えるという能力はほぼ欠如していました。

会話の主語も「あれ」「それ」「あの人」といった代名詞が多く、要領を得ません。

周りが会話しているのとは関連性のない話題を出してきて
本人が興味、関心のあることだけを一方的に喋り続ける…
というのもよくある光景です。

祖母は、自分の母親(私のひいおばあちゃん)とも折り合いが悪く
小さな言い争いをすることは日常茶飯事でした。

決して仲が良いとは言い難いのに、
不思議なもので、彼らは生涯ずっと生活を共にしました。

祖母は、自分の妹や他の親戚にも悪態をつくので、
親戚の中では、祖母だけがいつもポツリと浮いた存在でした。

自分の家族によくもまあここまで意地の悪いことができるのかと
親戚中が呆れ、もはや、祖母を相手にする人はいなくなりました。

最近では、近所に住むお茶のみ友達も一切近寄ってこないようです。

祖母は、戦中の日本で7人兄弟の三女として生まれました。

戦後に中国から引き揚げてきた際、上の兄弟が相次いで亡くなったため
実質的に「長女」として育てられました。

農家で人手が足りない時代でしたので
半ば強制的に小学校を辞めさせられ、
義務教育を修了することは叶いませんでした。

このことは、彼女にとって一生の劣等感を抱くトラウマになっていると感じます。


今、祖母は自宅で新聞や雑誌を読んだり、
急に思い立ったように「ペン習字」を自己流でやっていたりしますが、
果たして彼女の国語の能力がどの程度であるのかは、誰にも分かりません。

こうした祖母の病気や性格が若かりし頃からのものであったのか
また、戦後の東北の田舎社会がどの程度、彼女を受けいれていたのかは
想像に委ねるしかありません。


客観的にみても普通の女性よりは遥かにアドバンテージがない祖母でしたが、
女性としてのそれなりの幸せは掴んだようです。

祖母は18歳でお見合い結婚しました。

お嫁に行ったのではなく、祖父が婿養子としてきました。

3人の子供に恵まれ、皆大学を卒業しました。

彼女が45歳の時に私が孫として生まれています。

実際には、私より2歳上の従姉妹がいますから
40歳早々にしておばあちゃんになっているのです。


祖母の性格はみごとに子供たちに「遺伝」しています。

特に、長女、長男は、強い影響を受けています。

長女は私の叔母(おば)で、長男は私の父親です。

叔母の性格まで書いてしまうと長くなるのですが、
あまり褒められたものではないことは確かです。


叔母には二人の女の子がいます。

私のいとこにあたります。

長女の方は10年間引きこもりです。

「うつ」なのか「統合失調症」なのか病名は分かりませんが、
精神病院に入院し、脱走したこともあったと聞いています。


妹に暴力を振るったり、暴言を吐くので、
互いに成人になった今でも
姉妹が顔を合わせるのは危険だからやめているそうです。

いとこは未だ社会復帰を果たせていません。

叔母にもいとこにも何年も会っていませんが、
「栄養療法」のことや「溝口クリニック」や「マリアクリニック」の
名前は知っているかもしれません。

何度か分子整合栄養医学を紹介しようかと思いましたが
やめておきました。

助言したところで聞く耳は持たないと思ったからです。
続きは次回のメルマガで…

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