みなさん、こんにちは。
今日は秋晴れの良いお天気ですね!
もう10月だなんて、信じられません
来週は「副腎疲労脱出セミナー」が大阪会場にて開催されます。
11月18日(日)にはジャック・チャレムの
「疲労を癒す栄養、炎症を抑える食事」セミナーが東京で開催されます。
「副腎疲労」と「炎症」は、互いに密接な関わっていることは何度も述べてきました。
栄養療法で副腎疲労が直らない7つの原因  では、
隠れた原因のひとつとして、腸内環境が悪いことをあげています。

腸の細菌バランスが悪い、カンジタが生えている、
胃酸分泌が悪くて異物が腸に侵入しやすい、などの影響があると、
腸の持続的な炎症

炎症を抑えるために、副腎が使われて疲弊する
他にも、
通常の検査ではわからない感染症や
炎症を引き起こしてしまうような食習慣、慢性的なストレスも
炎症と大きな関連性があるのです。
このブログでは、「炎症」について何度か解説してきました。
7/29 炎症と食事のかかわり
8/23 No1. 慢性疾患と炎症
8/25 No2. 慢性疾患と炎症
8/29 炎症のチェックリスト

私は、長年、「副腎疲労症候群」の治療に携わっており、
副腎疲労のご相談を2000件以上受けてきました。

そんな中で、
「炎症」を引き起こす主たる原因であり
誰もが対策を講じなければいけない生活の基盤が「食事」であると痛感し、
ジャック先生をお招きするにあたり、「食事」に重きをおいたテーマで講演をして欲しいと依頼しました。

さて、話は変わりますが、このニュースをご覧になった方はいますか?
トランス脂肪酸の食品添加、3年以内に全廃
2015年06月17日
マーガリンなどの加工油脂に含まれ、取りすぎると心臓病などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について、アメリカ食品医薬品局(FDA)は6月16日、食品への添加を3年以内に全廃すると発表した。FDAは2013年に規制案を示して科学的妥当性を調べてきたが、食品への使用に関し「一般的に安全とは認められない」と結論付けた。
発表によると、トランス脂肪酸の直接の発生源となる、植物油を常温で固まるよう処理した「部分水素添加油(PHO)」の使用が禁止される。
FDAのオストロフ局長代行は「今回の措置により、毎年数千件の命に関わるような心臓発作を防ぐことができる」と説明した。
出展:http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/16/trans-fat-cracked-down_n_7599622.html
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トランス脂肪酸は、菓子などに使われるショートニングやマーガリンをつくるときに、植物油に水素を加えて固形化する過程などで生成されるものです。
農水省のウェブサイトによれば、
不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類があります。
自然界にある不飽和脂肪酸のほとんどは、炭素の二重結合がすべてシス(cis)型ですが、
牛や羊などのはんすう動物では、胃の中の微生物の働きによって、天然のトランス脂肪酸が作られます。
そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。

現代の食事で問題になっているのは、

油脂の加工・精製の過程で作られる「人工」のトランス脂肪酸です。

液体の不飽和脂肪酸の魚油や植物油は構造上、常温で液体であることが多いのですが、

そこに「水素添加」を施すことで、脂肪酸の構造を変質させ、

常温でも固形化できるように加工したのが、トランス脂肪酸です。

代表的なものは、マーガリンやショートニングですね。

マーガリンはバターに比べてカロリーが少ないとう宣伝文句のもと
日本国民の食卓には欠かせない存在になっています。

ショートニングもまた、パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用され、

揚げ物などのカリッとした歯触りやサクサク、ポロポロとした軽い食感を出すため重宝されています。

植物油は酸化しやすくて品質の劣化が早く日持ちしないという性質があり
また、バターのように常温で固体を保つ油脂はパンや菓子類の製造に欠かせない物なので、
バターに代わる固体の植物油脂として登場したのがマーガリンと言われてるみたいですね。

出典 「マーガリンの危険性」

このトランス脂肪酸は、もうかなり前から世界的な論争を巻き起こしていました。

 

三石理論でお馴染みの、三石巌先生は、
トランス脂肪酸の生体への影響には、構造の違いだけでなく、
脂肪酸鎖の長さと二重結合の位置による特性のかかわりから
プロスタグランディン(生理活性物質)が生成されなくなることが有害性を生むと考えていました。

また、一説によれば、
トランス脂肪酸によって細胞膜が硬くいびつな構造に変化してしまい
正常な代謝機能が損なわれてしまい、その結果、腫瘍ができると警鐘をならす人もいます。

やがて、がん化するという指摘すらあります。

悪玉コレステロールを増加させるため、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈性心疾患(CHD)のリスクを高めるとの研究報告もなされています。

トランス脂肪酸という自然界には存在しない物質を使って細胞膜を作るために

不自然な形で細胞膜が形成され、身体の様々なところで異常が起きてしまうのですね。
今回の禁止措置を受け、
今後トランス脂肪酸は「食品医薬品局合格」(食品の安全性に関する審査制度)の食品とは見なされなくなり、米国以外の国々でも、トランス脂肪酸の禁止が相次いでいます。
デンマークは2003年に先駆けて使用禁止を定めた国であり、
アイスランド、スイスや他の国々がそれに倣って使用を禁止したそうです。

しかし、残念ながら我が国日本では、まだまだ「トランス脂肪酸」が使われ、規制や全面禁止に向けた動きに発展するスピードは鈍そうです。

ニュートリションレポーターの記事の中で、ジャック自身も「トランス脂肪酸」の危険性について触れてきました。

彼が発信している情報として、
2005年、米国科学アカデミーは、トランス脂肪酸には健康に害を及ぼさない安全量というのは存在しないとの報告を上げました。
それを受けてアメリカ食品医薬品局は、
食品に使用されているトランス脂肪酸が0.5gまでであれば、
トランス脂肪酸は「含まれていません」とラベル表示することができる規定を設けたそうです。

輸入食品などにはよくこうした表示を見かけますね。
しかながら、こうした食材はあくまでも「トランス脂肪酸」が0.5g以下ということだけであり、
加工食品を何個も、しかも、毎日食べていれば、すぐに規制量は超過してしまいます。
日本はまだ安全性を念頭においたガイドラインがないようですので、普段摂取する食品を選ぶ際には、気を付ける必要があります。

因みに、僕がハワイにいったときは、現地で作られている
トランス脂肪酸0のポテトチップを食べていました

次回は、ジャックがお勧めしてくれた「良質な油」や「調味料」についてご紹介したいと思います。

オリーブ油以外にも、マカダミアナッツオイルやアップルサイダービネガーなど、
炎症を抑えてくれる食材がいっぱいあります

ジャックの料理動画でも見ることができます。
ぜひご覧になって下さい!