2013年7月13日(土)に新宿溝口クリニックにて
定真理子先生による月次の定期勉強会が開かれました

今回のテーマは、
『皮膚・粘膜・粘液と栄養 - 口腔内トラブルなど -』

口から肛門まで一本で繋がる消化管は、
もともとが表体の皮膚であったものが、
織り畳まれながら生体内を通貫するようになりました

この事から、口から肛門までの消化管は
人の身体を貫く一本の筒であり、『身体の外』である事はご存知の方も多いと思います

消化管は内なる外なんですね

消化器は一本の 「ちくわ」 と表現される事が多いです

イメージ
画像の説明
定先生のセミナー資料とは異なります
出展: トリセツ・カラダ 海堂 尊

歯を除く口腔も表面は粘膜で覆われており、
食物摂取をはじめとして外科医からの異物や刺激が最初に侵入してくる最前線です

口腔内の管理、歯周病の予防・治療が
糖尿病や癌、動脈硬化を含などの生活習慣病と深い関わりがある事は
以前にもに定先生の勉強会で学んだ通りです

『口内炎』では、
口腔粘膜上皮基底細胞が障害されますが、このような炎症にも栄養素が大きな役割を果たし、
ビタミンB6が有効だそうです

但し、難治性(なかなか治りにくい)口内炎を患っている患者さんも多いらしく
その場合には、

・グルタミン酸 → 粘膜形成・強化
・ビタミンA   → 細胞分化の促進

も合わせて摂取する事で、早期治療の効果が期待できるそうです

『唾液の分泌』 も生体の健康維持には重要です

・ 口腔内の保護 (損傷の予防、保湿の維持)
・ 細菌の繁殖防御

これらの抗菌因子としては、
ムチン、ラクトフェリン、IgA、リゾチーム、ペルオキシターゼ、ヒスタチン
が挙げられます

『ドライマウス(唾液分泌低下)』 による身体への影響も学習しました
会話がし難い、食事がし難い、味覚障害、口臭、歯周病など

唾液が減る理由としては
・ ストレス
・ 加齢
・ 生活習慣病
・ 糖尿病
・ 環境
・ 薬(血圧調整剤、胃酸抑制剤、利尿剤、鎮痛剤)

唾液分泌を促進させるために、
良く噛んで食べる事、唾液腺をマッサージする事で分泌向上が図れますが、
下記栄養素の補給が効能持つそうです

・ コンドロイチン硫酸、グルコサミン(唾液成分)
・ カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK(唾液の石灰化対策)
・ ビタミンA (唾液腺の分化正常化)
・ CoQ10 (唾液腺の促進)

加えて、
角化の正常化や角層バリアの維持、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ニキビ、帯状疱疹など
皮膚・粘膜・粘液に関連する疾患に対して有効な栄養素に関しても包括的にご教示頂きました

内容盛りだくさんな2時間の講義でした

これで定先生の勉強会は一旦終了となります

8月の夏季休暇を挟み
9月から新たな勉強会がスタートする予定だそうです

次回は9月14日(土曜)の開催予定

秋からの勉強会も楽しみです

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