6月4日に開催された、栄養療法の溝口先生による座談会に参加してきました。
座談会のテーマは 『コレステロールと疾患』

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「コレステロール」と聞いてイメージするのは…
・数値が高いと身体にとって良くない
・動物性たんぱく質や脂質は控えるべき
・悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす食事が重要

高血圧や高脂血症、脳卒中の原因とも言われています

このような固定観念が日本人にとっては当たり前になっているのですが、
コレステロールは生体にとって必要不可欠な脂質の一種であり、
大量に摂取しても、疾患との直接的な因果関係ないと示すデータもあるそうです

日本人のたんぱく質摂取量の推移を見ると、
1970年代までは、圧倒的に植物性たんぱく質の摂取量が多かったのですが、
1980年を境に、動物性たんぱく質の摂取量が上回るようになりました

動物性たんぱく質の摂取量は飛躍的に伸びた事を起因として、
我々日本人の寿命も大幅に伸びる事になります

植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の摂取量の逆転時期とリンクして、
脳出血の数も減少したと示すデータがあります
コレステロールを摂取すると、血管の壁が丈夫になります

巷で良く言われるのは、
卵を大量に摂取するとコレステロールが上昇する…という物ですが、

厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎 国立がんセンター予防研究部長)
により2006年11月発表された研究によると、
全国9府県の40-69歳の男女約9万人を1990年から10年間追跡した所、
心筋梗塞を起こした462人について食生活などとの関連を調べた結果、
卵を毎日食べる人とあまり食べない人では、
血中コレステロール値の高さや心筋梗塞の起きやすさに大きな差がない
(但し、集団値と個体値では異なる結果が得られる)

事が判明したそうです。

そもそも、食物から摂取できるコレステロールは全体の2割で、
残りの8割は肝臓で作られます

生体にはコレステロールをコントロールしくみが備わっているので、
食物摂取により増えると、肝臓での合成は控えられるのです

座談会では、コレステロールと疾病の因果関係や
コレステロール摂取増加に伴う寿命の伸びを示した資料を見ながら
お話を伺う事が出来ました

こうした研究データがありながら、
未だに多くのドクターや一般人は
「コレステロール」=「悪」というイメージを持ったままにあります

その背景には、
・製薬会社から提供される一方通行の情報
・医療ガイドラインに記載された数値を鵜呑みにしている(訴訟対策)
という現状があるようです

今回の座談会ですが、講義内容は後日動画として配信されるそうです
http://www.orthomolecular.jp/

次回の座談会は、7月2日(火曜)15:30~ です

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