概要
栄養療法における積極的な食事療法・サプリ摂取をしたにも関わらず、
IgGフードアレルギーや腸内環境の不良状態から、十分に栄養素を補給出来ておらず
結果的に体調不良やタンパク質の消化不良に陥ったケース。

本人はリーキガット(腸管壁浸漏症候群)であることを自覚しておらず、
また、体内に有害重金属が蓄積していたことを知らず、
積極的な動物性たんぱく質の摂取やサプリメントの大量摂取を行えさえすれば、
不定愁訴が改善するとばかり思いこんでいた。

糖質制限での高タンパク食や粉末プロテインにより膨満感や胃もたれが生じ、返ってだるさやニキビが悪化した。
また、ヘム鉄のサプリを大量に摂取していたものの、それを消化・吸収し得る腸内環境で無かった為に、効果的に栄養素を吸収しきれていなかった。

体内毒素の除去や解毒もできていなかったため、抗酸化力も低下していたため、やみくもなヘム鉄の摂取は、返って酸化ストレスの増大につながったとも考えられる。

患者プロファイル
35歳女性 会社員 163cm 50kg  血圧105/58 未婚(出産経験無し) 平熱35.6度

主訴
慢性的な疲労感、起床時の怠さ、食後の眠気、低体温、冷え性、
些細な出来事によるストレス過多、気分の落ち込みなどの不定愁訴

PMS (月経前症候群)の認識有り
月経中の怠さ、とてつもない眠気、食欲増加、月経周期の乱れ(出血量は異常無し)、鼻、口の周りに出来る大人ニキビが悩み

過去の経緯
栄養療法・糖質制限を開始し、当初は体調は極めて良好だったものの、開始数か月後より体調不良と消化不良、ニキビの症状が現れる

症例1データ

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所見
・ミトコンドリア機能の低下
・副腎疲労症候群
・酸化ストレス増加
・交感神経優位による白血球の上昇(葉酸代謝や遺伝子多型の影響も)
・タンパク質の消化機能低下(胃酸低下)
・鉄欠乏性貧血
・ホルモンバランスの乱れ(コレステロール低値)
・重金属によるミネラルバランスの乱れ
・カンジダ増殖による代謝機能低下
などなど…

現状の取り組み
・IgGフードアレルギーで反応した食品の除去
・食物線維の積極的摂取
・腸内環境を整える為のサプリメント摂取(プロバイオティクス、プレバイオティクス)
・グルタミン酸の摂取
・粉末プロテイン摂取

症例の実際の検査結果、諸々の検査データの詳細はこちら
血液検査(合計3回)、IgGフードアレルギー、総合便検査(CSA)、尿負荷検査(重金属検査)、毛髪検査(重金属検査)など各検査結果がダウンロード可能

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