総タンパクとは血液中に含まれているタンパクの総称を言う

血清中には約100種類のタンパクがあるといわれているが
その「総タンパク」中で約67%を占めるが「アルブミン」である

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アルブミンは肝臓のみで合成される。

よって、肝臓に何らかの機能障害が生じると、
アルブミンの測定値は著しく低下することがある

血液検査のアルブミンの基準値の最低ラインは3.8~4.0g/dlとされている。

これは一般的な血液検査でも栄養療法的な見方でも大差はないと考えられる。

ヒトの血液総量は体重の約1/12(or 1/13)

よって、血液中に4g/dlのアルブミンがあると仮定した場合、体重60kgの成人で約5リットルの血液が流れているとして、約200gのアルブミンが体内中に存在することになる。

200gは小ぶりのみかん2個くらいの分量

アルブミンの働きとして最も重要なのは、
一番大きな仕事として、血管内に水を保持すること

血管中の血液量や体内の水分の量を調整する働きを
「血液浸透圧の維持」や「膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)の維持」と言う場合がある

浸透圧に関しては下記ウェブサイトを参照されたい

アルブミンの働き‐浸透圧の維持
http://www.ketsukyo.or.jp/plasma/albmen/alb_02.html

「アルブミン」は主に、肝機能を見るための指標として用いられているが、
栄養療法では、「タンパク質の摂取状況やを合成能力」を見ている場合が多いようだ

糖質制限をして、肉や魚、サプリなどのタンパク源をたくさん摂取している割りに
総タンパクやアルブミンの数値が思うようにあがってこない…
という報告は「分子栄養学実践講座の症例検討会」でもよく耳にする

そのような時には、

  • 摂取したタンパクが身体の中できちんと消化・吸収できているか
  • どうすればタンパクを使える状態にまで持っていけているのか
    を考えていくことになる

タンパク質が足りないからといって、プロテインを摂取したり、
高タンパクの食事に切り替えたりすることも選択肢とはなり得るが、
それ以前に「胃酸分泌の低下」や「消化酵素の必要性」を念頭においた対処方法が必要な場合もあるだろう

勿論、各人の既往やライフスタイル、個人差も加味する必要がある

また、案外見落とされがちではあるが問診やカウンセリングにおいて、
その人が言う「タンパク」の定義を確認することも大切

1日3食のうち1食だけしかタンパクを摂りいれていなかったり
しかもそれが、出来合いの餃子だったり、マックのハンバーガーだったり
お弁当に2,3切れ入っていただけの唐揚げを指して
「十分なタンパク質が取れている!」と自己申告する患者もいるからである

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さて、アルブミンが低くなる原因は主4つ
1. タンパク質摂取不足
2. タンパク質合成障害
3. タンパクの異化亢進(いかこうしん)
4. タンパクの体外喪失
看護ラボより

反対にアルブミン値が高い際には「脱水」を考える必要がある

脱水症の場合、血液が濃縮されるためにアルブミンがみかけ上高値となる

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