何故、精神疾患に対する治療として脚光を浴びているのか?

 

栄養素を用いる事で精神疾患の改善が見込める

分子整合栄養医学を一躍世に広めた理由の1つに
栄養療法(=分子整合栄養医学)が鬱や統合失調症、パニック症状などの
能や神経疾患に効果をも
たらした事が挙げられる

精神疾患に対する現状の治療手法は、言わずもがな投薬治療が主流となっている

精神科医による多剤大量処方や患者の薬漬けが大きな社会問題としてクローズアップされる中
何とか現状を打破したいと、先見性のある医師達によって普及しつつあるのが
栄養療法によるよる疾患治療アプローチだ

従来は、
家系遺伝や生い立ち、生活環境、果ては個人の性格が影響して引き起こされると考えられて来た精神疾患であるが、
近年、DNA解析や細胞生物学、分子栄養学などの基礎研究技術が飛躍的向上した事を受け、
そうした精神的変調は、栄養摂取状況や生体機能に原因があると唱える学者が現れるようになった


point036_06 精神疾患の要因として考えられる生体の機能不全

・栄養素の不足
・極度の酵素、ビタミン依存
・血糖調節異常(カテコールアミンが及ぼす精神・身体症状)
・脂質代謝異常
・重度のコレステロール低値
・神経伝達物質の合成、調節異常
・腸内環境悪化(カンジダ菌)
・IgG(遅延型)フードアレルギー
・慢性疲労症候群
・重金属蓄積(ヒ素、水銀、鉛、アルミニウムなどによるミネラルバランス崩壊) など

 

精神疾患や能・神経疾患治療を進めていく中で、
精神や身体の不調の原因は、栄養素不足を始めとした
生態内の代謝バランスの乱れから来ていた物であると臨床ベースで証明された例が多々報告されている

前述した通り、
これまでは、遺伝的要素や過去のトラウマ、本人の性格上から生じていた病気と片づけられていたものが

実際には栄養素不足によるものだったり…
精神科で「統合失調症」のレッテルを貼られた患者の真の原因は「慢性疲労症候群」だったり…
という具合である

 

こうした生態内の代謝機構を修復し、健康人レベルにまで引き上げる為に、
生活習慣の改善と同時に、
食事療法やサプリメント摂取が推奨される

通常の数十倍から数千倍に及ぶ栄養素を摂取する事になるが、
投薬治療と比較し、極めて少ない副作用で済む事も、精神疾患に対する取り組みとして注目を集めたファクターである

 

精神疾患に対する画期的な突破口的手法として出現した栄養療法だが、
勿論、万病に有効という訳ではない

根本原因が判明するまで、或いは、自己の細胞活性化・修復を行うまでには、相当の時間を要する場合もある

栄養素が著効せず、暫く投薬を並行実施したり
十分な休息と心のケア、心理カウンセラーとの対話、認知行動療法や各種ヒーリング療法など
各種代替療法や統合医療を同時に実施するケースもあろう

長期戦になる事も視野に入れながら、焦る事なく自分のペースで実践するのが最善だ


自己判断に基づいて栄養療法を実施するには様々なリスクが伴うため、
専門家による診断の下で行う事は言うまでも無い
また、栄養療法の途中経過が良好だからと言って、勝手に服薬を止めるのも非常に危険な行為になる

信頼出来る栄養療法の治療家との信頼関係を気付きつつ、
長年掛かってきた精神科医・心療内科医との円滑な意思疎通、協業を図って貰う事も重要ポイント


御多分に漏れず、この手の代替療法は主流医療界から

相当なバッシングを受けている事は、「医療におけるアウトロー的栄養療法」でも触れたとおり

栄養療法に対する否定的意見は後を絶たず、
某大学病院の精神科にて精神神経科 教授を務める人物(精神保健指定医)が出版した書籍中では、
個人特定が可能な程に、批判的な見解を示す物もある

だが、栄養素を補充しながら血糖管理や生活様式を見直す事で
劇的に症状が改善し、ほぼ完治(減薬・断薬)し、
引きこもり状態から社会復帰を果たしたという素晴らしい例も多々報告されているのは事実だ
 

実例を示すデータや書籍も多数出版され、
精神疾患や能・神経疾患に悩む人々から心更なる関心・期待を集めている

栄養療法に取り組む医師達が発信する情報(書籍、ネット等)を頼りに、
患者含めた一般人が知識を習得し、医学・栄養学に対するリテラシーを高めて行ける状況にあるのも
栄養療法を推進する原動力の1つになっている

 

血液検査データを始め、食事やサプリメント摂取による効果や病状の経過は人それぞれ
10人いれば、10人とも全く異なる症状パターンがあり、それに見合った治療法がある

治療家もまた、患者の哲学やライフスタイルを尊重した上で最良と想定する治療手段・手順を踏むので、
各々が考える所見、メソッド、栄養至敵量、経過予測がバラエティーに富む事は至極当然

 

如何なる形であれ、いつかきっと良くなる事を信じ、信頼できる専門医らと共に
自身の価値観や人生観に合致した栄養療法を取り入れるのが望ましい