医療におけるアウトロー的栄養療法

 

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“栄養素ごときで疾患が治る何てどーにかしてるよ”
“どうせ、高額なサプリを売りつけられるだけでしょ!?”
“民間療法の端くれか? 胡散臭いなぁ~”

 

にわかに信じがたい話ではあるが、
食事やサプリメントから不足している栄養素を補う事で
癌や糖尿病の慢性疾患、鬱や統合失調症などの精神疾患に対して
近年目覚ましい効果を発揮しているのが分子整合栄養医学である

 

現代の医学部カリキュラムでは栄養素に関する教育が十分になされていない為、
医師や医療スタッフの間でも、各栄養素が生体に及ぼす影響は表層的にしか理解されず
食物から摂取された栄養が体内でどのように代謝されるか、不足する事で如何なる不調が引き起こされるのか
分子栄養学的、生化学的知識を持ち合わせた医師は極めて少ない

 

現代医学は、外傷や急性疾患に対しては目覚ましい発展を遂げ、効果的な治療法を確立している

しかし、癌や糖尿病、高血圧、精神疾患などの「慢性疾患」に対しては対処療法の域を出ず
根本的な原因究明や解決には至っていない

そうした中、内科系を中心に診察する開業医や歯科医において、
長年診察・治療を行ってきた患者に対する投薬治療の限界、頭打ちを感じていた所に
栄養学的アプローチを導入してみたら劇的な効果を発揮したという改善例が続々と寄せられ、
書籍やインターネット、学会を通じた普及活動もあいまって俄に脚光を浴びるようになった

 

臓器別的、疾患別、投薬治療を主軸とする従来の西洋医学的な考え方ではなく、
身体の全ては繋がっているとして、横断的な解決アプローチを図るのが分子整合栄養医学だ

 

現代医学に限界を感じ、また、栄養療法の効果を確信した医師達が栄養療法に熱い視線を送り
各自の学習・研鑚を通じて、局部的、或いは、包括的に臨床導入が進められている

 

栄養療法は、決して西洋医学や標準的投薬療法を完全否定するものではない
完璧な代替医療となる訳でもなく、全ての疾患を治せる夢のような治療法にも勿論成り得ない

 

治療方法の1手段として、または、患者が自発的に従来の治療法に摂りれる事によって
各自の生き方や人生価値観に基づいた治療を実現し得るのであれば、健全且つ理想的な治療手段になるのだろう


実践するのもしないのも全く自由 

個人の選択に委ねられる

 

病気予防や健康維持に栄養素が深く関与している事は一般人にも理解が浸透しているものの
栄養素の補充を中心に据えた治療アプローチに対する否定的意見は後を絶たない

  • 研究及び統計の側面から捉えた際の、医学的・科学的根拠不足対する、医学会の主流組織集団からの敬遠
  • 医療従事者の知識の固定化、従来メソッドへの固執、代替医療に対する嫌悪感
  • 栄養療法による減薬、断薬に対する製薬会社からのけん制
  • 高額サプリメント処方や自費負担に対する患者らの不安感、不信感
  • 詳細血液、ビタミンC点滴、糖負荷、便/尿、有害重金属、食物アレルギーなど
    特殊検査のオンパレードに対する経済的・心理的負担

     

結局の所、こうした治療アプローチが
薬以上に著効した患者にとっては革命的治療方法となる訳だが、
治療期間が長期に渡ったり、結果的に劇的な改善を齎さなかったり、治療家が安易にサプリばかり処方していると
トンデモ・インチキ民間療法」として終わりを迎えてしまい
本来あるべき栄養療法の治療パフォーマンスが十分に発揮されないケースもザラだったりする

 

癌治療のような明確な診療ガイドラインが存在せず、また、各ドクターの経験や手腕に頼る部分も非常に大きく
主治医の診断、治療方針によっては、患者の主訴を根本的に解決できないケースもある

 

これまで常識とされてきた近代医学を真っ向から否定する要素も強いため
大学病院や総合病院など、所謂「医局」に属する医療関係者からの認知は低く、
大々的な普及活動は無ずかしいのが実情

時として、
第一線で普及活動に務める医師やカウンセラーに対する抵抗勢力からの風当りは時として凄まじい物がある 

 

自己研鑽として、積極的に学会の勉強活動に参加したり、情報収集を行っている開業医らを軸に
草の根運動的に始まった動きが活発化したのがここ数年の様相である

 

 

現代医学の限界を補完・代替する手法として
いかなる形を以て日本の医療現場に浸透・普及するのか大きな期待を背負った状況下で活動が推進されている

 
10年後の2023年前には、
居住地域の30分圏内に栄養療法を実践する医師、又は、歯科医師がいる事』 ことを目指し
第一線で活躍する医療関係者らが日夜研鑽に励んでいる