メチレーションの開始ポイント -葉酸と葉酸塩の違い-

point036_06 葉酸と葉酸塩の違い
メチレーション回路の出発点にあるのが葉酸塩だ

メチレーション回路の開始地点で必要な栄養素が葉酸塩(フォレート/Folate)という栄養素だ。
葉酸塩は自然の食品に含まれ、野菜や果物、特に緑の葉物野菜に豊富に含まれる

この葉酸塩というのは葉酸(Folic Aicd)とは全く異なる物質であるのだが、
両者の違いを認識し、違う栄養素として理解した上でサプリメント摂取している人は少ない。

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この図は葉酸も記載されているが、葉酸は完全な人工物であり、
過剰に摂取すると代謝されなかった葉酸は有害物質として蓄積され、健全な生体活動を阻止する大きな障害となる

葉酸と葉酸塩は異なる物質
化学者や医療関係者の中には両者の違いを正確に把握している人も多いようだが、
日本においてはサプリメント会社や栄養補助食品を販売している企業が「葉酸」と「葉酸塩」の明確な
違いを消費者にきちんと説明していなかったり、「葉酸」摂取のメリットばかりを謳い、
過剰摂取によるリスクや副作用、葉酸塩を摂取した場合の吸収
経路が違うことを明示していないケースも見受けられる。

葉酸と葉酸塩は異なる物質

『妊婦にとって葉酸は必要不可欠!』
『奇形児を防ぐために葉酸を!』
『吸収性の高い葉酸も含有したマルチビタミン!』
という宣伝文句ばかりが一人歩きした状態であり、その実態は消費者に知らせれていない場合もあるようだ。
葉酸塩が野菜や果物、牧草で育てられた家畜の肉に含有されるのに対し葉酸とは “人工の化合物” を指す。

近年では、妊婦に対して葉酸摂取が積極的に推奨されるなど、
葉酸が大切だという事が一般人の常識として刷り込まれてしまっているが、
葉酸塩と葉酸では葉酸と化学的構造も異なれば、代謝経路も異なる。

葉酸と葉酸塩は異なる物質
新生児の疾患予防や出産ケアとして葉酸の摂取が声高に叫ばれているが、
人工物である葉酸が体内で代謝されず、”未代謝のまま残留した葉酸” が蓄積した結果、
癌をはじめとした様々な疾患や障害を引き起こすことが報告されている。

葉酸と葉酸塩は異なる物質
サプリなどから摂取した人工物の葉酸が身体ですぐさま代謝され、使える形へと消化できれば問題ないが、
残念ながら、酵素を媒介した代謝能力は年齢を重ねるごとに衰えると言われている。

葉酸と葉酸塩は異なる物質
葉酸の過剰摂取によって引き起こされる問題は、
免疫システムの変性(NK細胞の減少)、動脈硬化、結腸がん、妊娠期に大量の葉酸を摂取してきた母親
から生まれた子供のぜん息、老齢期の認知機能低下(特にビタミンB12濃度が低い人)などが挙げられる。

 

葉酸サプリを摂取するのかどうかは各自の判断と責任に委ねられるが、

・「葉酸」というのは人工合成された、廉価で長期間保存可能なビタミンB9の化合物であるということ
・この人工合成物は体内で代謝されずに蓄積されると生体に様々な悪影響を及ぼす
・野菜や果物に含まれるのは、
「葉酸(フォーリックアシッド/Folic Acid」ではなく「葉酸塩(フォレ
ート/Folate)」

・野菜や果物から葉酸塩を摂取するには、極力加熱調理せず、生のまま食べる
・葉酸サプリと葉酸塩サプリは別の種類
ということは是非とも覚えて頂きたい

 

point036_06 米国における葉酸添加の義務化とガン発症率の関連性
1998年の1月から、米国ではパン、クラッカーといった穀物類に「葉酸添加」されることが法律で義務付けられた。
http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/FR-1996-08-05/pdf/96-19803.pdf

2006年にはシリアルにも「葉酸添加」の対象となっている。

英語ではこうした葉酸添加された食品のことを”Fortified foods”や”Food fortification”と記載する。
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 *実際には葉酸(Folic Aicd)が添加されているのに葉酸塩(Folate)と記載されていたり、
また、食品成分表にはFolic Acidと明示されていなくとも、詳細な栄養素を見ると、使われている小麦粉にFolic Acidが添加さてれているケースもあるようだ

葉酸と葉酸塩は異なる物質
葉酸を含んだビタミン群を添加補強された食品も米国では多く出回っており
葉酸強化食品が全米のあらゆる層に広く行き届くようになった結果、
当初は奇形児や胎児の神経管閉鎖障害発症予防、新生児の正常な発育を促すとさえた葉酸が
疾患予防どころか健康被害をもたらす物質であることが報告されるようになった。

数年後のがん発症率が軒並み急増したとの報告も各研究機関でなされている。
葉酸の効能を再確認するために実施された4,000人を対象とした3年半に渡る実験からは、
なんと全く反対の結果が導き出されるという皮肉なことになり、
過剰摂取して身体鬱積した葉酸の成れの果ては、害をもたらす物質であることが証明されている。

葉酸摂取によってホモシステイン値さ下がるのは良い事だと捉える科学者もいるようだが、
実際には、心臓発作や脳卒中、死亡率も20%引き上げることが確認されている。

 

身体に大切な栄養として、また、胎児の神経管閉鎖障害発症リスクを低減させるために不可欠と信じら
れてきた葉酸を巡り、研究者やメディアの間でも新たな疑問が生まれ始めている。

JAMA. 2009 Nov 18;302(19):2119-26. doi: 10.1001/jama.2009.1622.
Cancer incidence and mortality after treatment with folic acid and vitamin B12.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19920236

 

体内で消化される最大許容量としては、1日に400mgまでと唱えている学者や医師が多いようだ