副腎に負担が掛かる食事


point036_06 不健全な食生活だとどうして副腎に負担が掛かるのだろうか

先にも触れた通り、副腎(コルチゾール)は、
日常生活で直面するあらゆるストレスに対処し、炎症や血圧、脈拍、血糖を制御、タンパク質、脂質代謝をも担っている

こうした副腎機能は、好ましくない食生活で大きく乱れてしまう

先にも触れたとおり、コルチゾールは血糖調整を担っている

慢性的に副腎が疲弊していたり、(それに伴って)低血糖症が併発していると

食後の血糖値調整が上手くいかず、低血糖症状(鬱症状)が現れたり、
細胞へのスムーズな糖の取り込みが出来なくなる

 

point036_06 加工食品やジャンクフードも、副腎にとっては大きな脅威になる

食品添加物や化学合成剤、酸化した油が使われた食品は、身体を酸性に傾け
行動障害や学習障害、頭痛、気分のムラ、吐き気をもたすことがあり、images
総じて、身体の交感神経を優位にさせてしまう

血糖の乱高下、及び、不自然な食事による交感神経の作用は
ストレスと認識され、更なる副腎への負担を生じる事になる

栄養療法ではお馴染みの食事療法だが、副腎疲労においても、
急激な血糖上昇を伴う精製された炭水化物や糖質が多いのもは避け、

食事の回数を少量頻回にし、良質なたんぱく質や脂質を摂取する
アプローチが王道パターンとして有効な場合がある

 

一方で、症状や栄養素の代謝は、各人の年齢、習慣、運動状況、生活環境が異なる事を前提に考える事が必然で、
むやみやたらに糖質制限をし、高タンパク食にひた走るのが最良とは言えないケースも多々ある

摂取した栄養を消化・吸収する正常な消化機能が整っているのか
ミネラルバランスを崩して酵素合成を阻害し、代謝経路にも悪影響を及ぼす体内毒素の排泄能力が備わっているのか

そうした側面も総合的に加味した上で、適格な治療計画を立てるべきである

副腎疲労症候群を専門として扱うプロの治療家やカウンセラーの指示に従い、
急激な血糖乱高下を生じないゆるやかな食事療法や必要に応じたサプリ摂取はもとより
全身をトータルで治癒する方法を実践してゆくのがベストと考えられる

 

point036_06 カフェインと砂糖中毒が更なる悪化をもたらす

月曜の辛い朝…
起きた時から怠くて、会社に通勤するのも億劫…
朝一の会議までに目を覚ますために、一杯のとびきり濃いコーヒーと甘いもので自分を奮起させる…

このような光景は珍しくないし、甘いパンケーキブレックファーストは最近の流行りだ

心のどこかで「一時しのぎ」や「景気づけ」と分かっていても止められない

それが「カフェイン」と「砂糖」の魔力!

コーヒーとシュガー

砂糖を摂取すると、幸福感や満足感を催す神経伝達物質のセロトニンが脳内から分泌される

甘い物を食べると気分が良くなるのはこのため

大量の砂糖を摂取しつづけていると、脳内から分泌されるセロトニンの量も減っていき
より大量の砂糖を摂取し続けなければ気が済まなくなる

中毒症状的に、もっと、もっと砂糖が欲しくなってしまう


甘い物(砂糖や精製されていない炭水化物)による急激な血糖上昇・急降下は
インスリン分泌による脂肪の蓄積や、
コルチゾール、カテコールアミン分泌による低血糖症、鬱症状と同様の症状を引き起こす場合がある

継続的な高血糖状態は、糖尿病に繋がる可能性もあり
生体の細胞を傷つけ、老化を促進、重篤な疾患を引き起こす原因にもなる

 

カフェインもまた、副腎を過剰に刺激する要因になる

カフェインによりコルチゾール濃度が上昇
それに伴いHDEA濃度が下がる

副腎からアドレナリンの放出も伴うので、これが興奮作用を働かせているとも考えられている

砂糖もカフェインも摂取すればするほど、その刺激が欲しくて、より多くの量を求めてしまう事になりがちだ

お茶やコーヒーを飲むとやる気が出たり、リラックスしたり、味そのものが人々に安心感や幸福感を与えるのだが、
砂糖同様にカフェインも中毒症状に陥ると、不眠や不整脈、発作、抑えきれない程のハイテンションになる事がある

 

疲労感をごまかし、やる気を引き立たせるために摂取しているこれらの嗜好品が
結果的に副腎を更に疲弊させる原因になっている可能性も高い

 

翻って、コーヒやお茶にはカフェインが含まれるが、
ポリフェノールやカテキンは、抗酸化作用や血圧上昇抑制作用、血糖値調節作用、殺菌作用がある事も周知の事実

  • 栄養素を摂取するにおいては、どの効果に着目し、どのタイミングでどれだけ摂取するのか?
  • カフェインやカテキンの成分が自分の体質に合っているのか?
  • 消化吸収する腸管能力が自分に備わっているのか?
  • 食の愉しみや食文化を損なわない範囲で、自分らしい取り入れ方をするには何がベストか?

様々な側面から検証、実験してみる必要もあるのもかもしれない

 

副腎疲労症候群の治療に際しては、一般的にこうした刺激物の摂取は控えるように指導される事が多いが、
どうしても甘い物が欲しい場合、お茶やコーヒーなどの飲み物が飲みたいシチュエーションでは、
IG値の低い物や血糖上昇が比較的少ない合成甘味料(エリスリトール、ラカントなど)
デカフェ (カフェインレス) のコーヒーを適宜摂りいれるのも1つの方法化もしれない
(合成甘味料の危険性は完全に払拭されてはいないが…)

 

何れにおいても、副腎疲労症候群の治療に着手する際には、然るべき医師と相談の上対処されたい

 

 → DHEAs (デヒドロエピアンドロステロンサルフェート)