癌治療におけるビタミンC点滴

 

point036_06 どんな癌に効くのか?

脳腫瘍、肺癌、胃がん、大腸がん、すい臓がん、肝臓がん、乳がん、卵巣がん、
子宮がん、膀胱癌、腎臓癌、前立腺がん、白血病、悪性リンパ腫など

 

point036_06 ビタミンC点滴で期待できること

  • 癌細胞を殺傷する
  • 標準的ガン治療の副作用を少なくする
  • ミトコンドリアの機能を正常化する
  • 免疫機能の強化(インターフェロンの産生、マクロファージの亢進)
  • QOLを向上させつつ、寛解期を持続させる

 

point036_06 癌の標準治療に取って代わるものではない

高濃度ビタミンC点滴療法は、
一般的に行われている標準治療(外科療法、化学療法、放射線療法)を否定するものでは無い

あくまでも代替医療の1つであり、患者自らの意思で選択されるべき治療法である

標準治療と併用して取り入れるメリットは十分にあるものの、
標準的な治療よりも優先するものでは無い。

研究段階の治療であるため、全ての医療機関がこの治療法を支持している訳ではなく、否定的な意見も勿論存在する

 

point036_06 癌患者の血中ビタミンC濃度は低い

ビタミンCがもたらす抗酸化力や免疫強化力については既に触れたが、
実際に、血中のビタミンC濃度が低い人はガンになりやすいことが示唆されている。

癌患者は、健常者に比較して体内のビタミンCが少ないとの報告もあり、
また、ビタミンC点滴後の血中濃度が健常者と比べて上がりにくいとも言われる。

癌患者は継続的に高濃度ビタミンC点滴を続け
健康な人と同等のレベルまで濃度を上げる事で、日常生活の質の向上や寛解を目指す事が出来る

 

point036_06 濃度はどこまで保てば良いのか? 点滴の頻度は?

癌患者に対して高濃度ビタミンC点滴療法を行う場合、
多くの医療機関では、リオルダンの健康増進センターでのプロトコルに従い、
ビタミンCの血中濃度を400mg/dlまで上げることを目標に掲げる事が多いようだ

血中濃度を350~400mg/dlまで保つには、50g以上の点滴を行う必要がある

但し、点滴後の血中濃度の上がり方や点滴後の効果の現れ方には大きな個人差があるため、
最初は低濃度から始め、点滴後の血中を測定しながら、
各自のコンディションに見合った濃度や点滴回数を見極める事が重要

一方で、血中濃度が400mg/dlに達しなくとも、治療効果を発揮する場合がある
主治医と相談をしながら、自分にあったペースで続けていくのがベストだろう

点滴後1時間が、血中のビタミンC濃度のピークと言われる

 

point036_06 標準治療との併用・副作用の軽減

ビタミンCは、準治療との併用する事でその効果を増大させながら、
副作用を軽減し、患者の生活品質を向上を目指す事ができる

点滴や経口摂取に関わらず、ビタミンC療法と癌の標準治療を組み合わせた場合
直接的、間接的に相乗効果をもたらす場合がある

  • ビタミンCが抗がん剤など異物を解毒する際の肝臓酵素の活性を増やす
  • 放射線療法による皮膚傷害の軽減
  • 抗腫瘍効果を高める
  • 実際、ビタミンCをはじめ、ビタミンB群、E、βカロチンなどの各種栄養素がが抗酸化剤と併用された際、
    抗がん剤の副作用を低減させると共に、その抗ガン剤の効果を増強する (多数論文が存在)
  • ステロイドの産生を促すことにより、
    抗炎症作用を示す血液中カルシウムレベルを下げ、
    骨へのカルシウムの吸収を促進する
  • ビタミンCがガンの痛みを取り除き、QOL (生活の質)を改善する
  • 倦怠感が軽減され、食欲も湧き、十分な睡眠が取れるようになり、風邪も引きにくくなり体力も付く
  • 栄養状態や全身状態の悪化を防ぎ、抗がん剤の量や治療計画と滞りなく推考出来る
    (全身状態の悪化による、治療スケジュールや抗がん剤の投与量を制限せざるを得ない状況を回避する)
  • ビタミンCにより、ヒアルロン酸やコラーゲンが合成され、細胞組織の連結が強固になる
  • インターフェロンを誘導する事により生体の防御機構が高まった結果、癌細胞を増殖を抑制する

     

point036_06 ビタミンC点滴のメリット・デメリット
*図をクリックすると拡大します

ビタミンC点滴のメリット・デメリット

 

point036_06 ビタミンC点滴の副作用

【点滴痛】
静脈注射箇所に痛みが生じるのは、静注速度が速すぎるため
点滴速度の調整、温湿布などで軽減する事が出来る

【口渇】
高濃度ビタミンCの点滴は利尿作用があるため、点滴中に激しく喉の渇きを覚える場合がある

【低カルシウム血症】
ビタミンCはカルシウムを尿として排泄する機能がある
痙攣、しびれが起こる事があるが、カルシウム製剤を静注する事で回復出来る

【低血糖】
低血糖の症状として、めまい、冷汗、疲労感が出る事がある
ビタミンC(アスコルビン酸)はブドウ糖(グルコース)と化学構成がとても良く似ている為、
生体はブドウ糖を摂取したと勘違いし、血糖をさげるインスリンを分泌される

その結果、低血糖を生じることがある
点滴前に食事を済ませるなどの工夫で対応することが可能

また、糖尿病を患っている患者で、自己管理の元で血糖コントロール・インスリン投与を行っている場合は、
ビタミンCの誤認識によるみかけ上高く出ている血糖値を信じ、
必要以上にインスリンを注射する事が無いよう、主治医からの指示や助言に従いトラブルを避けるよう心掛けたい

【吐き気】
点滴中に吐き気やムカムカとして胸焼け症状が出る事がある
対策としては、点滴スピードを落としたり、小まめな水分補給を取る

 

point036_06 ビタミンC点滴が難しい場合、経口摂取という代替案もある

ビタミンC点滴は自費治療となり、癌保険も適用されない
癌治療におけるビタミンC点滴の回数は最低でも週に2回、50g以上を投与する医療機関が多く
患者にとっても経済的負担は大きい事は確かだ

経済的な側面以外にも、ビタミンC点滴を実施出来ない身体コンディションであったり、
近くにビタミンC点滴を実施する医療機関が存在しなかったり、数時間に及ぶ時間的な制約も課せられる

ビタミンC点滴により、効率的に血中のビタミンC濃度を上げる事に越したことはないが、
経済的負担、時間的制約、生活環境を鑑み、ビタミンCサプリメントを経口摂取するという方法も1つの案だ

ビタミンCを継続的に経口摂取する事で、抗がん作用があったとう有意データを示す論文も存在する

カナダの精神科 エイブラハム・ホッファーは、
末期癌患者に平均12gのビタミンCや他ミネラルを3回に分けて摂取させ、
ビタミンCを摂取した人々が点滴を実施せずとも、寿命が格段に延びている事を示した

末期癌患者におけるビタミンC経口投与の効果

末期癌患者におけるビタミンC経口投与の効果 

ビタミンC摂取群は点滴を実施せず、一日平均12gのビタミンCと他のビタミンやミネラルを3回に分けて摂取
出展:A. Hoffer with L. Pauling, Healing Cancer (2004)
*当サイトにて抜粋、一部を加工

 ⇒ 癌を殺傷するメカニズム