栄養療法におけるビタミンCの意義


栄養療法は、食事やサプリメントを意識しながら、

様々な種類栄養素を推奨量以上摂取する事で、疾患治療や免疫力の強化を図る手法だが、
数あるビタミン類の中でも、ビタミンCに関心が向けられる機会は多い

 

point036_06 ビタミンCの注目すべきポイント

  • コラーゲン合成の材料となる (ビタミンC以外に、プロリンやリシンなどのタンパク質や鉄も必要)
  • 抗酸化作用、免疫増殖作用
    ⇒ 風邪予防、癌細胞の殺傷、生体への抗酸化作用、アンチエイジング
  • 人間が体内で合成できない為、外部から摂取する必要がある
  • 標準摂取量の実に100~1,000倍以上を摂取する事で初めて効能を発揮する
  • 経口摂取での抗がん作用があるという研究論文が存在する
  • 酸化型のビタミンC (デヒドロアスコルビン酸)は、
    グルコーストランスポーターを介して細胞内へ取り込まれるためブドウ糖と拮抗する

 

point036_06 栄養療法における必須ビタミン

生体機能を阻害する酸化を食い止める「抗酸化作用」を持ち合わせるビタミンCは
栄養療法においても絶対的ポジションを占める栄養素である

抗酸化ビタミンの大量摂取が癌や老化に対し、
予防的に働くという報告が多数ある事も、ビタミンCの存在を押し立てている理由だろう

ビタミンCは水に溶ける性質を持つ水溶性抗酸化物質なので、
細胞内や血中など、水分が主成分である生体内の酸化物質と反応し、強い還元力で抗酸化作用を発揮する

おまけに、ビタミンCはビタミンEの機能を再生させたり、
過酸化水素による酸化を防ぐよう間接的に働いたりもする

臨床の様々な場面で効果を発揮
応用もしやすく、余分に摂取した場合は、体外排泄される為、身体への負担も限りなく少ない

栄養療法ではビタミンCの積極的な摂取、静脈注射による血液中の高濃度維持が実施されている

 

point036_06 標準摂取量と栄養学的な使用量との比率
    *栄養療法的摂取量の比が際立って高い

標準摂取量と栄養学的な使用量との比率 

日常的に経口ビタミンCを服用する事で、感染症予防や免疫強化を図れるが、
癌細胞の殺傷や副腎疲労の治癒を試みる場合は、
標準摂取要の実に1000倍ものビタミンCを静脈注射し、体内のビタミンCを高濃度に保つ事が推奨される

 
⇒ 酸化の原因・活性酸素